ogilogue Written by SeiYa

かかりつけ薬剤師やりたくない・やめたい人のための5つの対処法

薬剤師 薬剤師の悩み

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・かかりつけ薬剤師やりたくない
・かかりつけ薬剤師辞めたい!
・ノルマがストレスすぎる!
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こんな悩みを解決できる記事を用意しました!

この記事で紹介する「かかりつけ薬剤師やりたくない人のための5つの対処法」を実践すれば、解決できます。

なぜなら、かかりつけ薬剤師制度の要件を逆手に取る事ができるからです。

記事前半では「かかりつけ薬剤師をやりたくない理由5選」について、

後半では「かかりつけ薬剤師やりたくない人のための5つの対処法」を解説するので、ぜひ参考にしてくださいね!

在宅をやりたくない人は「薬剤師だけど在宅はやりたくない。|在宅をやらずに済む3つの方法」を参考にどうぞ。

目次

かかりつけ薬剤師をやりたくない理由5選


国はかかりつけ薬剤師を推進していますが、現場の薬剤師の負担は間違いなく増えます。

その割に、給料が増えるわけでもありません。

そこで、かかりつけ薬剤師をやりたくない理由を見ていきましょう!

24時間体制がしんどい

かかりつけ薬剤師になることで、24時間365日対応が求められます。

それに伴い、勤務状況も提示することになります。

「休日や夜中に電話がかかってくるかもしれない」という精神的ストレスは計り知れません。

声掛けと同意書取得が負担

声掛けってほぼ「営業」ですよね。営業をやりたいと思う薬剤師はいないと思います。

同意書を取得する際も、「負担額が増えるけど良いですか?」と伝えるのはストレスです。

本当に必要としてる患者なら良いですが、それ以外の人にとっては営業色が強すぎます。

ノルマが精神的ストレスに

一部の薬局では、ノルマを課せられる事もあるようです。

普段の業務に加えて、「ノルマの達成」を意識することは非常にストレス。

ノルマの達成・未達成がボーナスに反映されることもあります。

目標と手段が逆になってる気がしますね。

他人に連絡先を教えたくない

かかりつけになると24時間体制なので、担当患者に連絡先を教えなければなりません。

プライバシーを守るために、教えたくないと思う人は多いはず。

場合によっては(特に女性は)、ストーカー被害に遭うリスクもあります。

個人情報に厳しくすべき時代に逆行してるとさえ思います。

研修認定薬剤師が必須

かかりつけ薬剤師の要件の一つが、”研修認定薬剤師であること”です。

研修認定薬剤師になるには、40単位取らなくてはいけません。(参考:研修認定薬剤師制度とは

受講料は会社が負担してくれるかもしれませんが、休日や休憩時間を返上して勉強することになります。

認定を持ってることで、手当がもらえる場合もありますが、微々たるものですね。

4年目薬剤師の体験談(大手調剤薬局)

[薬剤師4年目、大手調剤薬局、女性]
かかりつけ薬剤師のノルマがあって、かなりストレスだった。個人情報をばら撒いてるのも不安。その割に月給は低くて、ボーナスも10万円程度しかもらえない。完全に搾取されているし、何のために働いているのかわからなくなった。それが理由で、ノルマがないドラッグストアに転職することを決めた。

かかりつけ薬剤師やりたくない人のための5つの対処法


かかりつけ薬剤師を回避するために、逆手に取る方法や正攻法をまとめました!

既にかかりつけ薬剤師になってる人も、これからなる可能性がある人も参考にできる内容となってます。

本当に必要な人にだけ同意を貰う

最初に正攻法として、本当に必要な人にだけ同意をもらいましょう。

「必要としてない人に同意を取っても、患者の利益にならない」など論破すればOK。

ノルマ未達成でボーナス激減したりするなら、転職するしかないですが。笑

1年以内に店舗異動する

かかりつけ薬剤師の要件の一つが、”店舗に1年以上在籍していること”です。

短いスパンで店舗異動すれば、そもそも要件を満たさないので、かかりつけ薬剤師にならなくて済みます。

「新しい領域を学びたい」とか適当に理由つけて異動申請出しましょう。

売り場の薬剤師になる

同じ薬剤師でもドラッグストアの売り場なら、かかりつけ薬剤師にならなくて済みます。

業務内容にこだわりがないなら、一つの選択肢としても良いと思います。

売り場であっても、ドラッグストアなら年収もそこそこ良いはず。

売り場の方が営業時間が長い・品出しが面倒など、デメリットはあるので考慮しましょう。

パート・契約社員になる

かかりつけ薬剤師の要件の一つが、”週に32時間以上勤務している”ことです。

これを逆手にとって、「パート・契約社員として週に32時間未満の契約」にすれば回避できます。

もちろん収入は下がってしまうので、主婦の方や副業収入がある方にオススメな方法です。

かかりつけを重視しない会社へ転職する

最後の方法は、シンプルに転職です。

会社によっては、かかりつけ薬剤師に消極的です。(以前ストーカー被害があったなど)

『かかりつけ薬剤師を量産しなくても、十分に利益が取れてる会社』と認識することもできます。

地域支援体制加算や後発医薬品調剤体制加算がしっかり取れていれば、十分点数は稼げます。

会社の方針ならかかりつけ薬剤師は断れない


会社の方針としてかかりつけ薬剤師を推進している場合は、「かかりつけをやりたくない」は通りにくいです。

会社的には社会の流れに従わざるを得ないし、従業員契約に反してしまうかもしれません。

それでもやりたくないのであれば、やはり転職が一番の選択になりますね。

薬剤服用歴管理指導料が大幅にアップする

かかりつけになると、薬剤服用歴管理指導料が20点アップします。

金額にすると二百円なので、一回あたりの金額は大したことないですね。

しかし、かかりつけ薬局として何度も来局すれば、会社全体として利益を詰めます。

面接でかかりつけ薬剤師に対する考え方を確認する

就活・転職の際は、かかりつけ薬剤師に対する考え方を聞いといた方が良いですね。

会社のホームページやブログなどに記載してることもあるので要チェックです。

できれば、面接や会社説明会で生の声を聞いておきましょう。

まとめ

解説は以上となりますが、いかがでしたか?悩みは解決できたでしょうか。

念の為、最後に重要な点をまとめておきます。より良い薬剤師ライフを送りましょう!

  • かかりつけは精神的・肉体的にストレス
  • かかりつけをやりたくない場合は、制度を逆手に取る
  • かかりつけを絶対にやりたくない場合は転職する
  • HP・ブログ・面接等で情報収集する”

参考:かかりつけ薬剤師・薬局の評価