公務員薬剤師の年収の調べ方|メリット・デメリットも解説
薬剤師「公務員薬剤師の年収って実際どうなの?」
こんな悩みを解決できる記事を用意しました!
この記事で紹介する「公務員薬剤師の年収の調べ方」を実践すれば、誰でも年収を検索できるようになります。
なぜなら、あくまでも公務員なので給料が決まっているからです。
記事前半では「公務員薬剤師の年収の調べ方」について、後半では「公務員薬剤師のメリット・デメリット」を解説するので、ぜひ参考にしてくださいね!
目次
公務員薬剤師の年収の調べ方
実は、公務員薬剤師の給料は定められてます。(住宅手当などによって変動)
国家公務員は医療職俸給表(二)に基づき、地方自治体は各自治体の給料表に基づいてます。
俸給表・給料表を見れば、「級」と「号俸 / 号給」の組み合わせで月給を調べられるので、ググってみてください。
ネット上で見つからない時は、県庁などに直接問い合わせれば教えてくれますよ。
(公務員の平均年収は600万円前後なので参考までに)
参考: 医療職給料表(二)一部抜粋
薬剤師の給料が安い・低いと言われる本当の理由|年収アップの方法は?
薬剤師全体の年収・給料事情はこちらにまとめてあるので、気になる方はぜひ読んでください!公務員薬剤師と民間薬剤師の比較ができます。
公務員薬剤師の種類まとめ
公務員薬剤師は「国家公務員」と「地方公務員」の二つに分けられます。
それぞれどんな職があるのかまとめたので参考にして下さい!
国家公務員薬剤師
国家公務員薬剤師の就職先は厚生労働省です。
国家公務員の総合職「薬系技術職員」の採用試験に合格する必要があります。(参考:厚生労働省)
募集枠はかなり少数なので、狭き門です。業務は多岐に渡り、以下の5つの分野があります。
薬事分野 | 麻薬捜査官はココ |
医療・経済分野 | 薬価・調剤報酬とか |
食品安全分野 | 食品衛生法とか |
化学物質分野 | 化学物質のリスク評価とか |
研究開発分野 | 医薬品・医療機器等の開発促進 |
地方公務員薬剤師
地方公務員の場合は、各都道府県に雇われる形です。
大きく分けて、病院業務と行政業務に分けられます。
公立の病院で薬剤師業務をするか、市役所や保健所で事務的な仕事をするかです。
各都道府県の公務員試験に合格することで就職できます。
公務員薬剤師のメリット
本章では、公務員薬剤師のメリットについて解説します。
公務員ならではの特徴なので、ぜひ押さえてください!
病院・薬局薬剤師ではできない業務を経験できる
安定して昇級、昇給できる
公務員ならではの福利厚生が充実
病院・薬局薬剤師ではできない業務を経験できる
前述した通り、公務員薬剤師は行政業務もあるのが特徴です。
民間の病院や薬局勤めでは経験できない事がたくさんあり、面白いキャリアを積む事ができます。
多くの薬剤師とは差別化したい人にはオススメです。
安定して昇級、昇給できる
公務員なので毎年確実に昇給し、ポストが空けば昇級します。
堅実で安定思考の方には嬉しいシステムですね。
特に努力しなくても、クビになることもないです。
公務員ならではの福利厚生が充実
民間企業にはあまりない、公務員ならではの福利厚生があります。
もちろん各都道府県によって異なりますが、一例をまとめておきます。
- 厚生年金
- 退職金制度
- 互助会サービス
- 食堂
- 扶養手当・住宅手当・交通費支給
- 特別休暇(夏休み、育休、産休等)
- その他補助・手当・サービス:旅行・宿泊・食事・旅行・資産運用・ローン等
公務員薬剤師のデメリット
一般的には、公務員になれば安定でハッピーというイメージがあります。
その一方で、デメリットもいくつかあるので把握しておいて下さい!
業務量と残業の多さ
デジタル化が進んでいない
完全なる年功序列
転勤・異動がある
業務量と残業の多さ
公務員に限った話ではないかもしれませんが、業務量・残業はそこそこあります。
資料の作成やデータ収集など、業務時間外にする仕事も多いです。
部署や自治体にもよりますが、サービス残業もあるようです。
公務員は定時で帰れるイメージがありますが、実際はそうでもありません。
デジタル化が進んでいない
特に地方の場合は予算が少ないこともあり、デジタル化が進んでいません。
紙媒体の資料にハンコをもらって周り、連絡網も一昔前のシステムのままです。
40〜50代の保守的な人が上に立っているのも原因だと思われます。
スマホに慣れてる世代からすると、無駄が多く非効率的な仕事はストレスに感じますね。
完全なる年功序列
安定的な給料の裏返しになりますが、完全に年功序列なので、仕事の成果や努力は一切関係ありません。
いかに無能な人でも、年を重ねるごとに給料が増え、昇級します。
無能にとっては良い職場かもしれませんが、有能な人が潰れる原因になりますね。
インセンティブが欲しい人は公務員にはならない方が良いです。
転勤・異動がある
公務員は3年周期で異動・転勤があります。
薬剤師の場合は、病院や保健所、市役所、県庁など様々です。
あくまでも県内の異動ですが、人間関係がリセットされ、業務内容も一新、通勤時間が長くなる可能性もあります。
色々な経験をしたい人にとっては嬉しいかもしれませんが、かなり面倒ですね。
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