ogilogue Written by SeiYa

『病院薬剤師の給料安すぎ!』の解決法|優良病院の探し方

薬剤師 薬剤師の悩み

病院薬剤師「病院薬剤師の給料安すぎじゃね?激務の割りに合わない!」

こんな悩みを解決できる記事を用意しました!

この記事で紹介する解決法を実践すれば、給料アップさせることができます!

なぜなら、ほとんどの人が知識不足のために給料が安い病院しか見つけられないからです。

この記事を読み終えれば、知識不足を解消して給料アップが目指せます!

記事前半では「病院薬剤師の給料安すぎ!の解決法」について、後半では「病院薬剤師の給料が安い理由6つ」を解説するので、ぜひ参考にしてくださいね!

目次

「病院薬剤師の給料安すぎ!」の解決法


病院薬剤師の平均年収は430万円程度です。500万円以上が当たり前のドラッグストアに対してだいぶ安いですよね。

手取りが10万円台の事も少なくないと思います。

そんな現状を変えるための方法を解説していくので、ぜひ参考にしてください!

優良病院へ転職する

一つ目の策として、優良病院に転職することが考えられます。

数が少ないので探すのが難しいですが、給料形態・福利厚生がしっかりしている病院は存在します。

薬剤師全体の平均年収が500万円くらいなので、そのくらいを目安にしましょう。

探し方としては主に2つあります。一つ目は、病院薬剤師専門の薬剤師転職ドットコムのような病院に強い転職サイトを利用すること。

二つ目は、知り合いを通して紹介してもらう事です。薬剤師の世界は狭いので、聞いてみると意外となんとなります。

優良病院を選ぶ時の4つの条件

優良病院を選ぶ時の条件として、給料以外に4つのポイントがあります。

いずれの方法で探すとしても、できれば全てのポイントを満たす職場を選びましょう!

  • 住宅手当などの福利厚生がある
  • 夜勤や当直でしっかり稼げる
  • サービス残業がない:ちゃんと残業が申請できる病院を選ぶこと
  • 薬剤師の人数が十分いる:慢性的な人手不足の場合、残業が増えます

地域差も考慮する


薬剤師の平均年収は、地域によってかなり差が出ます。

静岡や長野が高くて約700万円、徳島や長崎は安くて約420万円です。

また、都心部は550万円程度と意外に安いので、移住も選択肢に入れると良いですね。

より詳しく知りたい方は「薬剤師の給料が安い・低いと言われる本当の理由|年収アップの方法は?」を参考にどうぞ。

病院以外に転職する

病院にこだわりがないのであれば、他の職場に転職するのが一番効率的です。

ドラッグストアの平均年収は約550万円なので、大幅な給料アップが見込めます。

病院薬剤師の知識があれば、間違いなく重宝されるので、給料交渉もできるはず。

オススメの転職サイトは「転職した薬剤師の60%が利用!おすすめ求人サイト7選」にまとめてあるので、ぜひ参考にしてください!

全ての病院薬剤師の給料が安すぎるわけではない!


本章では、「全ての病院薬剤師の給料が安すぎるわけではない」具体例を出していきます。

少しでも転職の選択肢が広げるために、ぜひ最後まで読んでください!

大学病院の薬剤師は給料高い

大学病院の薬剤師は給料が高い傾向にあります。

なぜなら、他の病院に比べて予算が多いからです。治験や研究も行われるので、予算が多くなります。

また、給料形態は病院独自に決められるので、ある程度の金額は期待できますね。

同様に、個人のクリニック・診療所も独自に給料を決められます。給料が高いケースがあるので、要チェックです。

診療科によって差が出る場合

診療科によって給料に差が出る場合もあります。

代表的な例は「精神科」です。積極的に精神科で働きたい人は少ないので、人を集めるために給料が高く設定されます。

検索すればわかりますが、月収30万円以上の病院が簡単に見つかります。

精神科に抵抗がなければ選択肢に入れてもいいのではないでしょうか。

年功序列でどこまで昇給する?

優良病院であれば、勤続年数に伴ってそこそこ昇給します。

目安としては30代で年収600万円、40〜50代がピークとなり年収700万円くらいです。

給料形態が悪いところでは、役職についても全然昇給しないケースもあるようなので注意しましょう。

病院薬剤師の給料が安い理由6つ


全ての病院の給料が安いわけではない事はわかったかと思います。

とは言え、大抵の病院薬剤師の給料が安いことは事実です。

なぜ病院薬剤師の給料が安くなってしまうのか、理由があるので解説します。

1. 基本給が低く、福利厚生が悪い

当たり前ですが、基本給が低く、各種手当などの福利厚生がなければ給料は安くなります。

基本給が低いと、必然的にボーナスも低くなるので注意。

2. サービス残業が多い

一部の病院では、残業を申請しにくい状況にあるようです。

仮に時給2000円、15時間/月のサービス残業があるとしたら、毎月3万円損します。年間で36万円なので、馬鹿にできない金額です。

サラリーマンは時間を売って給料をもらいます。時間を買ってくれない職場はすぐに転職すべきです。

3. なかなかポストが空かないため昇格しにくい


病院薬剤師のポストは限られるので、定年退職や転職で席が空かない限り昇格しません。

昇格することで残業代が付かなくなる場合もありますが、基本給は上がります。

そして基本給が上がれば、ボーナスも上がります。

早く昇格したい人はドラッグストアなどに行った方が良いかもしれません。

4. レジデントの給料が激安

レジデントとして契約した場合、給料が激安になる事があります。

交通費などの手当がつけばまだマシですが、あくまでも非正規雇用なので、まともな給料が出る事は少ないです。

5. 国公立病院の給料は職員規定により決まってる

国立病院の場合、給料形態が職員規定によって決まっています。(参考:独立行政法人国立病院機構 職員給与規程

つまり、公務員と同じような扱いです。

年功序列に従って給料が上がるので、若いうちは給料に期待できません。

6. 病院薬剤師の診療報酬上の評価が薄い

2020年度の診療報酬改定にて「病棟薬剤業務実施加算」が引き上げられ、病院薬剤師の評価を高める動きはあります。

しかし、現状では年収アップにつながるほどではありません。

まとめ

いかがでしたか?病院薬剤師の給料をアップさせる方法が見えてきたと思います。

念の為、ここでも要点をまとめておきます。仕事に見合った給料がもらえるように頑張りましょう!

  • 大学病院や個人クリニックは給料高め
  • 精神科は給料高い
  • 都心部より地方の方が給料高い
  • 職場を変えるのが一番早い解決策