頭痛の種類・対策【知らないと危険】
頭痛にはストレスによる頭痛から,くも膜下出血などの死に至る頭痛まで様々な種類があります.
受診するのが遅れていれば,死に至っていたというケースもあります.
医療機関に受診する必要のある頭痛であれば,早めに気づいて受診したいですよね.
私は頭痛もちではないので異変があればすぐにわかるのですが,
特に女性の方は片頭痛もちで鎮痛薬を常備している方が多いと思います.
今回は頭痛の種類とその見分け方,そして対処法についてお伝えしていきます.
目次
頭痛の種類
頭痛には複数の種類があり,それぞれ症状や対処法が異なります.
命に関わる場合もあるので,注意です.
一次性頭痛
ストレスや睡眠不足,ホルモンバランスの変化等からくる頭痛を一次性頭痛と言います.
頭痛の80%がこれにあたると言われています.
一次性頭痛であれば市販薬の服用や,十分な休息を取ることで対処できます.
ただし,あまりにも頭痛の回数が多い場合や市販薬が効かない場合は受診が必要です.
二次性頭痛
病気が原因となる頭痛を二次性頭痛と言います.
二次性頭痛は受診をすることが推奨されます.
以下の項目に一つでも当てはまれば,二次性頭痛の可能性があります.
くも膜下出血,脳出血,髄膜炎,脳梗塞などの命に関わる疾患の可能性もあるので,特に基礎疾患(糖尿病・高血圧・脂質異常症)がある方は注意が必要です.
- 突然の頭痛
- 今まで経験のしたことない頭痛
- 頻度と程度が増していく頭痛
- 50歳以降に初めて起こる頭痛
- 癌や免疫不全の病態を持つ患者の頭痛
- 精神症状を持つ患者の頭痛
- 発熱・首の硬直がある頭痛
- 手足の麻痺・しびれがある頭痛
一次性頭痛の対策
一次性頭痛にも種類があります.
緊張性頭痛と片頭痛では対処法が真逆になるので注意が必要
緊張性頭痛の対処法では温める,体を動かして血流を改善するのに対して,
片頭痛では冷やす,安静にすることが対処法となります.
誤った対処法をしてしまうとむしろ悪化する事態になるので,↓表で自分の症状を見極めましょう.
片頭痛においては,頭痛の前兆がある時点で鎮痛薬を服用することも有効な方法です.
種類 | 症状 | 対処法 |
緊張性 頭痛 |
〇後頭/側頭部が痛む
〇締め付けられる痛み 〇肩こりを伴う 〇体の運動で楽になる |
〇肩や首を温める
〇マッサージ 〇ストレス解消 〇体を少し動かす |
片頭痛 | 〇ズキズキする痛み
〇動くと悪化する 〇光や音に敏感になる 〇悪心・嘔吐が起きることがある |
〇痛い所を冷やす
〇暗い室内で安静 〇規則正しい睡眠 〇前兆の時点で薬を服用 |
群発性 頭痛 |
〇片側・目の奥が痛む
〇充血し涙が出る 〇痛みで目が覚める 〇男性に多く決まった時期に起こる |
〇酸素吸入・薬物療法(医師への受診が必要) |